土地活用


土地はただ持っているだけでは固定資産税や除草などの維持費用のかかるマイナスの資産となります。
そのため、相続して使っていない土地などは土地活用を行って収益を得られる状態にしたいところです。
そこで下記に土地活用方法の一部をご紹介します。




1.コインパーキング・コンテナボックス


比較的安価な費用で始められ、管理にもそこまで手間がかかりません。

駐車場経営は月極駐車場による方法と、コインパーキング形式による方法があり、

コンテナボックスは専門業者に土地を一括借上げしてもらう方法と、自分でトランクルームを

購入して設置をし管理を業者に依頼する方法があります。


□メリット・デメリット
 大きな収益は見込めないローリスク・ローリターンな土地活用方法ですが、

 安定性や初期投資額を重視したい方におすすめな土地活用方法です。

 駐車場は、住宅街の中にあり、周辺に住まわれる方の駐車場としての

 利用を狙える場所や、商業施設やオフィス、駅の近くなど利用が見込める場所。

 コンテナボックスは比較的場所は選ばず始めることができますが、特にオフィスなど

 商業施設や住宅街、港の近くなどで利用が見込めます。


コインパ





2.アパート・マンション・ガレージハウス


賃貸アパートや賃貸マンションを建てる土地活用です。

建築費用などの初期費用が必要になりますが、すでに土地を所有している場合は

資金計画も比較的余裕をもって考えることが出来ます。

空室リスクを軽減する為に既存物件との差別化や、どの層をターゲットにするのか、

事前によく検討しなければなりません。


□メリット・デメリット
 満室に近い経営を続けることができれば、建物を建てるのにかかったお金を数年から十数年で回収することも可能で、

 将来的には安定した不労収入とすることもできるため老後資金などの将来性を重視した土地活用方法になります。

 一方、年間の経費として固定資産税や共用部分の電気代、メンテナンス費用など必要になるほか、

 1年間で得た収入から経費を差し引いた所得は不動産所得として税金を納めなければなりません。

 支払いも多くなるアパート・マンション経営ですが、不動産所得は減価償却費や青色申告特別控除など、

 実際に手元から支払われない項目を経費として計上できます。



アパ施工事例
土地活用





3.売却


□メリット・デメリット
 土地を売却すれば、売却資金としてまとまったお金を得ることができます。

 共有者がいれば分配することができ、売却後は固定資産税を支払う必要もありません。

 しかし、土地活用のように継続的な収入を得ることは出来ません。

 売却時には仲介手数料や登記費用などの諸経費がかかるほか、

 売却して得られた利益に対して譲渡所得税がかかります。

 譲渡所得税は、所得期間が5年超の長期譲渡所得で20.315%、

 所得期間が5年以下の短期譲渡所得で39.63%と高い税率となっているため、

 事前にしっかり計算した上で適期を見極め、売却計画を進めることが大切です。


※敷地の一部を売却して得た資産で残った土地にアパートやコンテナボックスを設け継続収入を得ることができます。
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